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【排泄物の侵入を防ぐ!】仙骨へのフィルム材の貼り方
在宅看護では、褥瘡(床ずれ)が発生してしまうことが多く、仙骨が突出した箇所は褥瘡(床ずれ)になりやすい部位の一つです。
仙骨部の皮膚の保護目的やできてしまった褥瘡のケアのために、創傷被覆材やガーゼなどをあてることが多いと思いますが、その際に困るのが排泄物の侵入です。
これを防ぐには、仙骨部にあてたガーゼの肛門側にフィルム材を貼るのが効果的です。
今回は在宅でも簡単にできる、排泄物を侵入させない仙骨へのフィルムの貼り方を、わかりやすい写真付きでご紹介します。
貼る前に
フィルム材を仙骨に貼る前にまず、図のようにカットして形を整えておきましょう。
カットすることによりフィルム材を貼った際にできるシワやスキマを減らすことができます。
今回はエアウォール50mm幅を使用して説明していきます。
貼り方
臀部は曲線が多く、実施の利用者さんでは皮膚のたるみがあり普通に貼るとフィルム材にシワやスキマができやすいです。今回はPOINTを解説しながら、貼り方をご紹介します。
実際の症例では、臀部のたるみが激しい方だと今のやり方でもシワになったり、水様便であれば泄物の侵入を防ぐのが難しい場合もあります。
必要だと判断した場合には、追加で同じ大きさにカットしたフィルム材を2枚使用し、下記画像のようにV字で追加貼付することも検討してみてください。
▼今回使用したフィルムドレッシング「エアウォールふ・わ・り」について
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