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skinixは2022年12月、血管留置カテーテルにおける自己抜去と刺入部のフィルム固定に関する実態調査を実施しました。
102名の医療従事者から得られた回答からわかる、血管留置カテーテルにおける自己抜去と刺入部のフィルム固定の実態を調査レポートにまとめました。
本ページでは、調査レポートの中から「いま、点滴の刺入部固定用フィルムに求められていること」を明らかにしています。
(前編「点滴の自己抜去における、刺入部固定フィルムの影響は?」はこちら)
レポートは、無料で全編ダウンロードできます。PDFダウンロードよりお申し込みください。
【資料名】血管留置カテーテルの「自己抜去」と「刺入部のフィルム固定」に関する実態調査レポート
いま、血管留置カテーテルの刺入部固定用フィルムに求めること
中心静脈カテーテルと末梢静脈カテーテルのそれぞれにおいて、刺入部固定用のフィルムドレッシングにどのようなことを求めるかを調査しました。
刺入部固定用のフィルムドレッシングに対して最も求めることは「皮膚トラブルを起こさないこと」であり、中心静脈カテーテルで97%の人が、末梢静脈カテーテルでは100%の人が求めていることがわかりました。皮膚トラブルを起こさないことは、いずれのカテーテルにおいても刺入部固定用フィルムに求められる機能と言えます。
次いで求められているのは「感染を起こさないこと」でした。特に中心静脈カテーテルでは「強く求めている」と回答した人が72%を超え、末梢静脈カテーテルで「強く求めている」と答えた60%と比較して高い結果でした。
その次に求められているのは「抜去しないこと」でした。中心静脈カテーテルと比較して末梢静脈カテーテルの方が「強く求めている」「求めている」と回答した人が多いという結果でした。末梢静脈カテーテルは自己抜去で困っている人が中心静脈カテーテルの2倍以上と多かったこと*から、末梢静脈カテーテルの方がより抜去しないことが求められているようです。
*調査レポート前編「点滴の自己抜去における、刺入部固定フィルムの影響は?」の質問「自己抜去の予防に困っているのは、どのカテーテルですか?」の結果より
血管留置カテーテルの刺入部固定用フィルムには、「皮膚トラブルを起こさないこと」が最も求められています。
中心静脈カテーテルでは「感染を起こさないこと」が、末梢静脈カテーテルでは「抜去しないこと」がそれぞれ強く求められ、刺入部固定用フィルムには固定以外にも高い機能が求められている現状が判明しました。
実態調査レポートの前編では、「自己抜去の発生実態」と「自己抜去に対する刺入部固定用フィルムによる影響」について明らかにしています。
前編はこちら
ここで一部をご紹介したレポートは、無料で全編ダウンロードできます。
【資料名】血管留置カテーテルの「自己抜去」と「刺入部のフィルム固定」に関する実態調査レポート
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例)出展:skinix公式webサイト「いま、点滴の刺入部固定用フィルムに求められていること【実態調査レポート 後編】」https://www.skinix.jp/wisdom/howto/2482/
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