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ここが違う!ココロールのクッション素材が高性能なワケ【クッション性編】

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器具の圧迫をやわらげるためのクッション・ドレッシングとして、多くの医療施設でご使用いただいている「ココロール」や「ココロールミル」「ココロール カテ用」。今回はそんなココロールシリーズのクッション材の素材や性能について詳しく解説していきます。

■MDRPU対策用クッションに最適な素材は?

皆さんはクッション材と聞いてどんな材質を思い浮かべるでしょうか?多くの方が思い浮かべるのはスポンジのようなふわふわした素材かと思います。

このスポンジのようなフワフワしたものの代表的な素材が「ポリウレタンフォーム」です。医療現場では創傷被覆材などに利用されている素材でもあるのでご存じの方も多いかと思います。

■一般的なポリウレタンフォームはMDRPU対策クッションとして最適ではない!?

ポリウレタンフォームは多くの気泡を含んでいるのが特徴で、これがフワフワの大きな理由です。スポンジを手で強く握るととっても小さくなってしまうのは、この気泡がつぶれてペチャンコになるためです。

この「力が加わると気泡がつぶれて簡単にペチャンコになってしまう」という性質が、ピンポイントで長期間圧力が掛かり続けるMDRPU対策では欠点となってしまいます。
次の図のように、一般的なポリウレタンフォームは一見厚みがあってフワフワしていても、力が加わると気泡が簡単につぶれてしまうので、底付きして直接肌に圧力が伝わってしまいます。また、時間と共にへたってしまい徐々に圧力を吸収できなくなるという問題点も抱えています。

■ペチャンコになりにくい特殊な高機能クッション材

実はココロールシリーズのクッション材は一般的なものとはちがって気泡がとても小さいマイクロセルポリウレタンフォームという特殊な素材が使われています。
一般的なポリウレタンフォームとの違いが分かりやすいように拡大写真で比較してみました。

一般的なポリウレタンフォームは気泡のサイズが大きく、結構スカスカなのが分かるかと思います。
それと比べてココロールシリーズのクッションは、気泡のサイズがとても小さく、素材の目が詰まっていて、指でさわるとモチモチしています。
ココロールのクッションは弾力のある目の詰まった構造なのでピンポイントで力が加わっても簡単にはつぶれきりません。底づきが起こりにくく、加えられた圧力を分散します。また、長時間圧力を加え続けてもへたりにくいという特長も兼ね備えており、何日間も器具の圧迫から肌を守ることを求められるMDRPU対策用クッション材としてまさに最適なのです。

他にも、ココロールの素材はムレにくいという特長も持っています。ココロールの水蒸気透過性が高い理由については以下をご覧ください。

ここが違う!ココロールのクッション素材が高性能なワケ【水蒸気透過性編】


高性能クッション素材を使用したココロールシリーズについて


◆感圧紙を使った実験など、ココロールのクッション材の特長について動画でもご覧いただけます。