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絆創膏・テープかぶれはなぜ起こる?治療法・原因・対策を紹介
絆創膏やサージカルテープを貼っていたら、肌がかゆくなってしまったり、赤くなったりという経験はありませんか? これは、誰にでも発生する可能性のある“テープかぶれ”です。 特に、小児や高齢者などの肌が弱い人はテープかぶれが発生しやすいため、注意する必要があります。 誰にでも起こりうるテープかぶれについて、この記事では、起こってしまったときの治療法や原因・対策について解説しています。
●治療法|テープかぶれが起こってしまったら…
絆創膏やサージカルテープを貼っている部分が赤くなったり、かゆいなと感じたりした場合、すぐに使用を中止して、医師または薬剤師に相談してください。 自己流の対処や放置をすることによって、かえって治療期間が長引いたり、無意識に掻いて症状を悪化させてしまったりすることもあります。早めの対処が大切です。 また、再びテープかぶれを発生させないためには、まず原因を知り対策を行いましょう。
●原因|なぜテープかぶれが発生したのか…
以下の表が、テープかぶれの主な発生原因の一覧です。 テープを貼る時・貼っている間・はがす時の3つのシーンで発生する原因が異なります。 はがす時にかぶれが発生しても、実際はそれより前の行動が原因で発生していることもあります。正しい原因を知っておきましょう。主に以上のようなことが原因で、テープかぶれが発生しています。 あなたのテープかぶれの発生原因は見つかりましたか? テープかぶれを発生させないためには、これらの原因を取り除く対策をしておく必要があります。 下記にて、対策について説明していますのでご覧ください。
●対策|テープかぶれを発生させないためには…
原因を知った後は、正しい貼り方・はがし方を実践することが、テープかぶれを防ぐ一番の方法です。 貼る時・はがす時に気を付けるべきことを、それぞれ紹介します。
ーーーー貼る時ーーーー
➤テープの貼る位置を検討する
以前貼った場所を確認し、次に貼ることのできる場所を検討します。
なるべく前回貼った場所とは違うところに貼りましょう。テープを貼る向きや位置を少し変えることで、肌への負担が軽減されます。
➤正しい貼り方をする
テープを適当な長さにカットする。
↓
真ん中からガーゼと肌の間に隙間を空けずに、段差にも沿わせながら貼る。
※伸ばしたり、引っ張ったりせずに、やさしく押さえながら貼りましょう。
ーーーーはがす時ーーーー
➤正しいはがし方をする
・サージカルテープ、絆創膏の場合
・フィルムドレッシングの場合詳しいフィルムドレッシングの肌にやさしいはがし方について、詳しくはこちらを参考にしてください。
現在持っているテープで不安な場合や再発する場合は、テープをはがしやすくする保護材の使用やテープを変更することも手段の一つです。
ーーーー保護材の使用ーーーー
貼る前やはがす時にできる、テープの剥離刺激への対策を実施しましょう。
➤被膜剤の使用
被膜剤とは、テープを貼る際の肌トラブルを予防する製品です。 テープを貼る前に被膜剤を塗り、肌とテープの間に薄い膜を作ります。 また、その膜が剥離刺激から肌を保護してくれます。
➤ベーステープの使用
粘着力の強いテープを使用する時、事前にフィルムドレッシングを貼ることで、肌への刺激を減らすことができます。フィルムドレッシングとは、薄い透明の防水フィルムのことです。 ベーステープでの対策については、こちらをご覧ください。
➤剥離剤の使用
剥離剤とは、肌から粘着剤をやさしくはがすことができる製品です。 テープをはがす際に剥離剤を肌とテープの間に浸透させることで、粘着製品を浮かせて刺激を減らしながらテープをはがすことができます。
そのため、角質剥離も減り、テープかぶれの発生リスクも減少します。
このような対策を行うことで、テープをはがす際の肌への刺激を減らすことができ、粘着力の強いテープや肌の弱い方でも安心です。 被膜剤や剥離剤、フィルムドレッシングはインターネット等で簡単にご購入できるため、使用を検討してみてください。
ーーーーテープの変更ーーーー
〈ムレてしまう・肌が引っ張られる場合〉
サージカルテープや絆創膏ではなく、フィルムドレッシングとガーゼ・パッドでの処置に変更するのがおすすめ。 フィルムドレッシングとは、5cm~15cm幅の薄い透明の防水フィルムをロール状に巻いたもので、傷の大きさに合わせてカットして使います。 通常のテープよりも薄く、伸縮性もあるため、ムレや肌が引っ張られる可能性が減少します。 医療現場で使用されることが多いですが、ネット通販でも購入できるため、最近では家庭でもよく使われています。 他にも、パッドがはじめから付いた、絆創膏のように使える簡便なタイプもあります。
〈角質剥離が気になる場合〉
通常のサージカルテープの代わりに、角質剥離を減らすことのできる肌にやさしいテープに変更するのがおすすめ。 紙素材のテープではなく、やわらかい不織布のテープや粘着剤の素材がシリコーンのタイプは、肌にやさしいです。
おすすめ製品
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まとめ
テープかぶれは一度発生してしまうと、治るまでに時間がかかったり、生活に支障がでるほど悪化してしまったりする場合もあります。 発生したらまずは正しい治療を行いましょう。さらに原因を知り、自分に合った対策を見つけることで、テープかぶれを発生させないようにしましょう。